34点 『FXの悩みを解決するためのブログ』

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今回は『FXの悩みを解決するためのブログ

「FX 手法」と検索して最上位に表示されたサイトである(念の為、シークレットウィンドウでの検索である。普段、FX、手法などという調べ物をすることはないが)。

いわゆる、教材屋のようだ。そこをきちんと割り切って、自身を兼業トレーダーと定義付している点は潔いというか、好印象である。教材屋、商材屋というのは、好印象を与える必要があるのだろう。周到である。

もちろん、他の批評項でも述べたが、このサイト運営者がトレードで勝っているのかどうか、という点はあまり重要ではない。評価ポイントはサイトを訪れた新米トレーダーがその記事を鵜呑みにしたときに、どれだけ実りのある体験となるか、この点が重要になる。

では、この「FXトレーダー育成の専門家」と名乗る人物が書く文章は、どれだけの水準に達しているだろうか。
結論から言えば、”この人物が書いた記事を読むことによって何かが転換するような体験は決して訪れない”。

『月平均180pips稼いでいる私の~(略)』というどこかでみたようなタイトルの記事。
「水平線だけで勝てる」という文章を読むと、テクニカルの隘路に迷い込んだ新米トレーダーの心の闇はパッと晴れることだろう。救世主にやっと出会えたんだと。
これは、MAやボリンジャーバンド、一目均衡表などのテクニカル手法の情報が飽和状態になり、次の「餌」として頻繁に現れるようになった謳い文句である。次から次へとテクニカルを試しては相場に大切な資金を吸われてきたトレーダーにとって、まさに光明がさす言葉ではないか。

たしかに、「ゴチャゴチャしたテクニカルなんて使いません。節目にラインを引いて攻防をみるだけ」という主旨の科白は魅力的な響きを放つし、実際にライントレードで相場から大金をもぎ取っているトレーダーは沢山いるだろう。しかし、勘違いしてはいけない。それらのトレーダーと同じ数だけ、ゴチャゴチャしたテクニカルを表示させて大金を稼ぐトレーダーが存在するのだ。

何が言いたいのか。つまり、手法なんてものは何でも良いということだ。ライントレードのみで勝っているトレーダーがいるならば、それ以上にライントレードで大金を失っているトレーダーが実在するということを忘却してはならない。
「手法なんて何でも良い。と言われても困る」という不満が聞こえてきそうだが、本当に何でも良いのである。あなたが、閃いた、思い付いた手法であるならば、それで良い。真似をしたいとおもった手法ならば、それで良い。それをバックテストしてみれば良い。ダメなら次。それだけである。
この『FXの悩みを解決するためのブログ』の運営者は、MAでは勝てなかった、と書いているが、それは彼には合わなかったというだけで、MAで彼の何倍、何十倍と稼いでいるトレーダーは世界中に数え切れないほど存在するだろう。それが紛れもない「現実」である。
「○○という手法では勝てない」というような、セリフを吐く人間は、現在流行りのライントレードという「餌」が飽和すれば、次はもう一度MAやボリンジャーバンドを主流とするトレーダーとして、それを謳い文句として、「FXトレーダー育成の専門家」と名乗りをあげるのだろう、と容易に想像できる。

この『FXの悩みを解決するためのブログ』で読む価値がある点を挙げるならば、初心者目線で、平易な言葉でFXの基本的な知識を披露している点だろうか。もちろん、独自性などは皆無である。当たり前だが、このブログでしか手に入らない情報などは無いし、新米トレーダーが敢えてこのブログを貴重な時間を削って読む必要性、動機は、無い。

 

サイト評価:34点

教材屋をみるときは第三の目を開眼しよう