リスクリワードと勝率について

新米トレーダー(大衆)が買いか売りか(上か下か)を当てようとすると7割は外す。
これは単純にライアーゲーム的な騙し合いの末に導かれる、大衆心理が迎える妥当な結果である。(そもそも「当てる」という行為自体、誤りである)早起きしてニュースをチェックし、テクニカル分析を重ね相場の未来を予想した結果、7割外す。
一方で、コイントスをして表が
出たら買い、裏は売り、とした戦略をとった場合、トレード結果は勝率5割となる。
つまり、新米トレーダーが一生懸命考えて決断したトレードよりも、コイントスのほうがまだマシということになるので、滑稽を通り越して悲劇ではないか。
もちろん、コイントストレードではトータルで収支をプラスにすることは困難だろう。
ただコインの指示に従っているだけでは、スプレッドが重くのしかかり、収支グラフは綺麗な右肩下がりになるはず。だが、ここにひとつのヒントが転がっている。
自身の閃きで作ったトレードルール。そのトレード記録を付けた結果、収支グラフが綺麗な右肩下がりになった場合、それは、その手法に優位性がある可能性は低く、意味があると考えていたモノには、結局意味がなかったという結論に辿り着く。収支が右肩下がりになる手法とは、”スプレッド分負けている=ランダムエントリーと変わらない”と判断できる場合が多い。

リスクリワード1対1、勝率50%、これではもちろん勝てない。収支が右肩下がりになる代表格である。
しかし、「RR1、勝率50%」これを土台にするとスムーズにルールを洗練していくことができる。
勝つには「RR1、勝率60%」や「RR2、勝率45%」という流れをつくる必要がある。もちろん、この数字部分に拘り、固定する必要はない。あくまでも土台造りの一環として利用する為の数字だと捉えてほしい。
「RR1、勝率50%」を土台(基礎)=武器と考え、その武器を研磨し、鋭く、洗練させる作業とは、過去検証にほかならないだろう。
この「土台」を磨き上げる為の実践トレード例は「筆者のトレードについて」の項で述べた通りである。